今までのアイマス、これからのアイマス(3) ~ソシャゲ化、そして10周年に向けて~

まったく、さっさと書いてしまわないから、ドヤ顔で予言を書くチャンスがなくなってしまったじゃないですか…。

というわけで、PS4向けのアイマス新作が発表された今日この頃、皆さまいかがお過ごしでしょうか。アイマスの展開について、個人的な分析を加えながら、大雑把に思い入れを語っていく記事の最後です。以前の記事にお付き合いくださる方は、以下からどうぞ。

(1)アケマスの話
(2)コンシューマーからアニメへ

■モバマスのもたらした「ソシャゲーの見える化」

アニマスの次の大きな展開としてやってきたのが、mobageで提供された「シンデレラガールズ(以下、モバマス)」。2011年11月にガラケー向けが提供開始、翌12月にスマートフォン向けが提供開始となりました。

それまで、mobageやGREEといったプラットフォームで提供されていたソーシャルゲーム(以下、ソシャゲ)は、mobageやGREEがSNSであったという出自もあり、ゲームに関する話題も比較的プラットフォーム内で閉じていたという状況がありました(mixiで提供されてた奴は、それなりに外部で話題にする人も多かった印象だけど)。だから、例えば「怪盗ロワイヤル」などが数百万会員と言われても「どこにそのユーザーいるんだよ」って言ってた人は多かったはず。一般のゲーム触るような層とは、完全に違うところにいたんですよね。

それが、モバマスの開始とともに、とりあえず触ってみて、そこから一気にはまっていく人間が多発…。むしろ「ソシャゲなんて誰がやるんだ」的な発言をしてた人が続々と落ちていき、阿鼻叫喚の様がしばらく展開していたりしたのは…まぁ、過去の話として忘れよう(苦笑)。

結果として、アイマスは各所に大きなコミュニティが存在しているので、そのコミュニティと結びつき、twitterなどを中心として、一気にモバマスの話題が外部に拡散されていくこととなりました。

話題が目に付けば、興味を持つ人間も増えるというスパイラルもあり、またアケマス絡みでも語ったような、無駄に金払いの良い江戸っ子体質と悪魔合体し、一気に登録者も売上も増加させ、ついにはサードパーティ提供コンテンツにも関わらず、mobageプラットフォームの代表作品的な扱いをされるように…。

モバマス絡みの動きで面白いのは、アケマスの頃に同人活動をやってた人達が、モバマスで結構戻ってきたってことですかね。自分の周りだと、積極的にモバマスにはまっていたのは、アケマス時代からの人が多く、同人作家でもその辺りの人達がはまっていた印象です。…初期の衣装の奪い合いをするシステムが、ゲーマー心に火をつけたのかも知れないw 特にイベントの衣装の奪い合いは、激しいってレベルじゃなかったからなぁ。衣装奪ってきて、次の画面に遷移したときには奪われてるとか、日常でな(遠い目)。

途中からは、人気キャラにCVがつき、CDリリースも着々と進んでおり、勢いという意味では本家をもしのぐ状態になってきておりますな。とはいえ、飛び道具的なキャラが多すぎるところは、良し悪しでもあるんだよねぇ…。


■アニメの次として用意された「SHINY FESTA」

ソシャゲはある意味飛び道具なので、アニメから入った人の次の入口として用意されたのが「SHINY FESTA」。アイマスシリーズ初の音ゲーですな。

テレビシリーズ1話分レベルのアニメをそれぞれぶちこんで、楽曲とキャラを分散して3本がリリースされました。これはもう、なんというか、「アニメで興味持った人を次につなげる」という目的に特化した感じの仕様になってました。これを既存のアイマス勢の感覚で見ると、色々行き届かない感じがしたと思うんですが、入口として見ると結構よくできてるんですよね。

まず、23分のアニメをそれぞれぶち込んでしまったこと(まぁ、これは元々10分程度だったものが、いまいち面白くないんで内容増やしていったら今の状況になったって話らしいですが)。選曲についても、誰もが欲しがるであろう「READY!!」「CHANGE!!!!」「自分REST@RT」などは3本すべてに入れてあること、3本連動で動く仕様がほとんどないこと、等々。

訓練された人達は「3本買うにはちょっときつい仕様だなー」と、まったく真逆なことを言ってる人が多かったんですが、むしろ「好きなキャラのものを1本買ってね」っていう仕様と思えば理解できるはず。実際の売り上げは、3本合計で10万強くらいという話なので、果たして目的通りになったのかどうかは、よくわかりませんが…。


■2本目のソシャゲー「ミリオンライブ」の登場

そして、アニメ枠とソシャゲー枠の合いの子のような形で、2本目のソシャゲー「ミリオンライブ」(以下、グリマス)がGREEプラットフォームで、2013年2月から開始。

アニマスの制作を担当したA-1 Picturesがすべてのカードを描きおろし、50人(旧来の765組含む)のキャラ全員に最初からCVがつくというよーいドン状態で始まったわけですが、率直な感想でいうと、いまいち盛り上がってないという感じが…。良くも悪くも、旧来の765組ばかりが目立ってしまっている印象で、それ以外のキャラは声優ファンがメインの盛り上がりって感じなんだよなぁ。

別に声優きっかけで盛り上がることは、全然構わないんだけど、まったくといっていいほど、キャラの名前が出てこないのが心配なところでありますよ…。あとは公式のゴリ押し感が強くて、容易にアンチを作ってしまいそうなところとか…。


■8thライブ、劇場版、TGS

で、今開催中の8th ANNIVERSARY LIVEですが、ここで2本のソシャゲー(モバマス・グリマス)から、本家のライブにゲストが来るという、新展開を見せておるわけです。

ネット上などでは、ソシャゲーを心良く思わない層がぐちぐちいっていたりしておりますが、ここまでのライブ会場では、モバ・グリ組も暖かく(というか、ある意味熱狂で)迎えられており、融合が進められているなぁと。

twitterでもちょろっと発言したりしておりますが、今回のツアーの最大のテーマが、多分、モバ・グリ組を迎え入れることなんだろうなと個人的には思っております。そのくらい、丁重な扱いをしているからねー。

そして、年末だったのが来年に変わっていた劇場版。前売券ばかり、すでに何度か販売しておりますが、そろそろ新情報ほしいですなー。幕張2日目で公開日とPVが出るという話ですが、はよ!

TGSを前に発表になったPS4の新作ですが、個人的にはXBOX ONEとのマルチ展開だろうと思ってるので、それがTGS前後で発表になるのではないかなーと妄想中。モバ・グリ組の融合やってるところを見ると、その辺りも関わってくるかもしれませんなー。


■10周年に向けて

さて、最近、ガミPや中村先生の口から、「10周年に向けて」という単語が発せられるようになってきました。今年が8周年ですから、10周年は2年後。

来年には劇場版と新作が出て、もう一展開くらいあって、10周年という流れになりそうです。今までのアイマスの公式からは「5年、10年」なんて単語は出ても、リアルの数年後が語られることはありませんでした。そういう意味で、このタイミングで2年後の話が出るのは、今から準備して何かを仕掛けているということでしょう。

ドームライブまでたどりつけるのかはわかりませんが、最近の動きを見ていると、それに近い規模の花火が計画されているであろうことは確信しています。現在はそれに向けて着々と仕掛けに火をつけていっているところではないでしょうか。


■最後に

もう、8年です。始まった頃はほんとマニア向けというか、泡沫コンテンツというか、小さなところから始まっているものですが、8年経ったらこんなに大きく育ちました。まぁ、大きく育ったのはほんとここ2年だけどね。

その間には、何度も公式は迷走していて、離れた人もたくさんいるし、新たに入ってきたもまたいる。でも、それは本来正常なこと。

ディレ1こと石原Dは色んなインタビューでこう答えています。「自分の仕掛けているものに自信なんてものはありません。だからこそ、できる限りのものをこれでもかと限界ぎりぎりまで詰め込んで、ユーザーの皆さんに提示するのです」と。

そのやり方は、とてもピーキーで、時には不安定にはなります。でも、そうやって、がんがん新しいものにチャレンジしていったからこそ、現在の姿があるのです。商売だけを考えれば、冒険をせず、確実に既存ユーザーに当てに行くということは可能でしょう。ただ、その場合はファン層の拡大というのは難しく、獲得したファンを徐々に目減りさせながら、存続していくことになります。既存ユーザーにとっては、それは望ましいことなのかも知れません。でも、それは緩やかな死に向かっていく道筋です。

すでに、(2)で述べたように、アイマスファンは人によって求めるものがまるで違います。だから、みんなが満足する作品などというのは、絶対に作れません。必ず、誰かが満足し、誰かは不満を表明するでしょう。

何より大事なことは、公式の展開が続いていくことです。例えそれが、ソシャゲーであろうと、パチンコ機であろうと、はたまた、何か斜め上の展開であろうと、公式がコンテンツを打ち出し続ける限り、そのコンテンツは生き続けます。

今度出る新作や、またその他の展開について、もしあなたが気に入らなかったとしたら、制作側にその感想を伝えることは大いにやってください。でも、それに満足しているユーザーを攻撃することだけはやめてください。それはひいてはコンテンツ自体の寿命を縮めることになります。

アイマス2のときに、一部のユーザーは不買運動などということを始めたことがありました。感情としては理解しますが、あれはとても危うい行為でした。だって「このコンテンツ、不満ばかり多くて、展開するメリットない」と判断されれば、そこで、公式展開が終わった可能性があるのですから。少なくとも、当時のアイマスが置かれていた状況は、そういう決断がされてもおかしくない状況でした。

もちろん、すべての公式展開を盲目的に受け入れろなんてことを言うつもりはありません。不満なものは不満だといえばいい。でも、だからといって、それを潰そうとはしないでください。それはコンテンツ全体を潰す道です。

理想(に近い)作品がすでにリリースされているのであれば、そこに戻ることはいつでもできます。ぶっちゃけた話、公式展開が完全に終わった後であっても、思い出を語ることは死ぬまでできるんです。だからこそ、公式展開が続く限りは、それを楽しもうじゃないですか。

来年、再来年と、理想とするものが出るとは夢には思っていませんが、でも「アイマスの何か」が出ることはとても楽しみにしています。

つーわけで、一連のアイマス記事はここまでということで。長々とお付き合い、ありがとうございました。

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テーマ : アイドルマスター
ジャンル : ゲーム

プロフィール

ひぃす

Author:ひぃす
不惑に到達したナンチャッテSE職。日常や、アイマス・サクラ大戦・芝居・落語など、趣味のことを適当に書き綴ります。
twitter: heath_77

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