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音楽劇「オリビアを聴きながら」9/19昼公演に行ってきた。

今日は芝居と落語のダブルヘッダーです。このブログも大半は2公演の間に、喫茶店で書いていたりします。真打トライアルの色々については、明日書く予定ですので、そちらを目当てだった方は大変お手数ですが、あと1日お待ちください…。

というわけで、「オリビアを聴きながら」について。

公演の基本情報は以下を参照。

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音楽劇「オリビアを聴きながら」
日時:9/18(日) - 24(土) 全11公演
会場:青山円形劇場

作・演出:横内謙介
音楽監督:尾崎亜美

振付:ラッキィ池田/彩木エリ

出演:三木眞一郎、舘形比呂一、小牧祥子、柳瀬大輔、柳瀬亮輔、岡森諦、伴美奈子他
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■公演情報ページ(劇団扉座)

会場が青山円形劇場ですので、舞台を客席が取り囲む形になっています。Eブロックと、各ブロックの最前列は座席が外されています(各ブロック7-14番が最前列です)ので、総席数は300席程度でしょうか。本来のEブロックのところには、グランドピアノが設置されています。

公演時間は、途中休憩なしで2時間20分ほどです。

まず、見終えて最初に思ったのは、非常に贅沢な舞台だなということ。これだけのキャストを集めて、たかだか300人の前で演じるというのはすごく濃密で贅沢です。ぶっちゃけ、隣の青山劇場でやっても全然問題ない座組だよね。今回はキャパがこの人数で、しかも円形劇場なので、各ブロック4列しかありません。どの席からも、舞台はめっちゃ近いんです。ちなみに、自分は今回、Aブロックの最前列だったので、近いなんてもんじゃありませんでしたが(苦笑)。

事前情報でこの作品に興味を持った人であれば、悪いことは言わない、見た方がいいと思う。事前情報で興味を持つ人であれば、見て損したとはきっと思わないと思う。それは素直に言えます。迷ってる人はチケットを押さえましょうw

ネタバレ食らってもいいから、もうちっと詳細な感想を知りたいということは、「続きを読む」からどうぞ。












舞台は、あるマンションで耐震強度の問題が発覚し、その住民への説明集会というシーンから始まります。観客がみんな集会に出席している住民という体ですね。

主役である勝也(三木眞一郎)は、そのマンションデベロッパーの営業課長。物語は勝也の高校・大学時代の思い出と、現在の状況がリンクして進んでいきます。

メインキャストは、勝也が習い始めるピアノ教室の講師広美に小牧祥子。元勝也の部下で今は友人であるアキオに舘形比呂一、左千夫に柳瀬大輔。マンションデベロッパーの役員である青沼に岡森諦。学生時代の勝也として岩本達郎。学生時代の恋人やよいに高橋麻里という布陣。

他にも、役柄としてはメインじゃなくても、すっげー目立ちまくってる人もいっぱいおりますが。筆頭、鈴木里沙さんw

内容としては、最近の扉座の作品と比べると、小劇場臭が強めの話でしたかね。3.11の震災以降、横内さんもちょっと傾向変わった感じがする。まぁ、学生運動とか、原発問題とか、そういう色が入ったお話になっています。

流れとしては、現代のマンションデベロッパーに関する騒動を縦糸とすれば、勝也が語る学生時代の恋人やよいの話が横糸として舞台は展開します。その中で、信念やプライド、あるべき姿、なすべきこと、そういったことが語られていきます。

もちろん、音楽劇なので、尾崎亜美楽曲がこれでもかと詰め込まれています。多少こじつけ風味のところもありますが、きちんと内容に即した曲が配置されていると思います。

芝居の中では、いくつかの対立が描かれます。しかし、最後の歌が歌われるとき、その対立は感傷になっているように見えました。お互いの主張を理解した上で、優先するものが違うが故に、袂を分かつということは、現実でもままあることです。ただ、それはそれとして、自分の信じた道を歩んでいく、それがまた人生だなぁと、ふとそんなことを考えてしまうような芝居です。明るく楽しい芝居ではありません。どちらかというと最後に笑いながら泣く、そんな芝居です。正直、しばらくは曲聴いただけで泣ける気がしますよ(苦笑)。

演出的なことでいうと、「ピアノ」というものが非常に重要なアイテムとして出てきます。前述の通り、常に舞台上にグランドピアノがいるわけですが、それは単に演奏上の道具という意味でなく、きちんとシナリオの重要な要素になっています。

円形劇場なので、明確な「正面」というのは今回設けていないそうです。そのため、どの位置であっても、全然見るべきものがないというような場所はなかったと思います。多くの役者が出ているシーンでは、全方位を向くようになっていますし、数人の役者で構成されるシーンは、向きがあまり固定されず、役者は色んな向きを向くようになっています。なので、とりあえず、場所はどこでも楽しめると思います。位置によって、印象は全然違うと思いますけどね。

あと、役者がそんなに多くないので、兼ね役は多いですね。三木、舘形、柳瀬大輔、小牧の4名以外はみんなアンサンブルなんかも兼ねてます。岡森さんが3役やってたのはちょっとびっくりしました。その辺も気にしてみると結構面白いです。

あとは、役者さんの短評を。

主役のミキシンさんは、多分誰も見たことの無いミキシンさんですね。ちょっと悲哀が出ている、中年サラリーマンです。事前の横内さんのブログなんか見てても思いましたが、元々細身なのに、更に細くなりましたね…。役作りじゃないだろう、どう考えても(苦笑)。正直、いつもの声優としてのミキシンさんを見るつもりで来ると肩透かしだと思います。つーか、ファンの人でも事前情報一切入れてなかったら、一瞬当人だって気づかないんじゃないかなぁ。そのくらい、普段のイメージと違うと思う。

現代のヒロインである小牧さん。すげー儚げな感じになっとります。ただ、ちょっと、過去のヒロインのやよいが強烈なので、ちょっと影は薄め。つーても、大事なところで、大事な歌を歌うので役というよりは歌手としてのインパクトが強いですかね。

舘形さん、個人的にはもうちょっとダンス見たかったかなぁ。勝也の元部下で今は友人という関係ですが、ある意味作品中で一番勝也のことを考えている人だなぁ。しっかり丸々踊ってる曲とかもありますので、そこはご安心を。初登場時のインパクトはかなりなものなので、是非お楽しみに。

柳瀬大輔さん、舘形さんと同じ元部下で友人ですが、役柄としてはちょっと影は薄めかな。でも、ちょっとした演技で笑いをとったり、しっかりとした歌声で場を支配してみたり、要所要所でビシっと決めてくれます(9/21追記、実弟の亮輔さんとのタップバトル云々と書きましたが、大輔さんはタップやってませんでした。そのため、その部分のみ訂正、改稿しています)。

扉座の大番頭(とわたしが勝手に呼んでいる)岡森さん。この作品での悪役ポジションです。悪役といっても極悪人とかではなく、理想や道理を貫こうとする人達に立ちはだかる現実の壁といった役どころです。作品中では「否定や文句しか言わない人」と評されていますが、処遇のされ方などを見ると、有能で非情なリアリストなのだろうなという印象。ちなみに、岡森さんからは最後まで目を離してはいけませんw

がん平こと、岩本さん。学生時代の勝也役ですが、どんどん存在感が増していきますね、この人は。主役を張る二枚目ではありませんが、強烈な存在感を放つ役者になっていくんだろうなぁ…。

高橋麻里さん。ぶっちゃけ、最大のインパクトを誇るのがこのやよいという役です。高校時代、勝也が文化祭の後夜祭で、やよいに弾き語りを頼むことがすべての始まりになっています(物語の時間軸という意味で)。ある意味で、やよいの人生を追いかける話でもあるんですよね。

その他、鈴木里沙さんは、出てくるたびにすごい存在感だったり、建守良子さんはすごい衣装着せられてたり(そりゃあ、宝塚の男役出身ですけど!(謎))と、隅から隅まで見ると色々発見があると思いますよー。

とりあえず、迷ってる人は見に行きましょう。見ずに後悔するなら、見て後悔しましょう(いや、多分、後悔はしないと思いますが!)。

あー、ちなみに。会場で売られているパンフレットには、楽曲リストが載っておりますので、新鮮な気持ちで楽しみたい方は、見ない方がいいでしょう(いきなり載ってるんでw)。まぁ、サプライズを楽しむ芝居ではないですけどね、基本的に。
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テーマ : 演劇・劇団
ジャンル : 学問・文化・芸術

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Author:ひぃす
不惑に到達したナンチャッテSE職。日常や、アイマス・サクラ大戦・芝居・落語など、趣味のことを適当に書き綴ります。
twitter: heath_77

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