昨日の「志らく一門会特別編・真打トライアル4回目」に行ってきた。

なんかログ見ると、大分お待たせした方がいるようで、相すみません。一応社会人のブログなんで、基本的に夜にならないと更新されません。ご容赦くださいませ。

というわけで、昨日、内幸町ホールで行われた、志らく一門会特別編・真打トライアル(4回目)に行ってきました。真打トライアルについて、ご存じない方は前回のブログ記事をご参照ください。

今回はプログラムには記載がありませんでしたが、開口一番として、らく兵さんがあがりました。なんでも二つ目昇進試験の再試験だそうで、端唄、都々逸、踊りを披露しましたが…またすっぽ抜けましたね(苦笑)。まぁ、この会はかなり独特な雰囲気なので、やりづらいのはわかるんですが、3回目だからなぁ…ちょっと心配。ちなみに、踊りは先日の「志ら乃大作戦」でやったのと同じものですね。ここで、らく兵さんがだいぶ引っ張ったために、全体的に押すことに(苦笑)。

おそらく、これ読む人が興味あるのは、志らく師匠の講評だと思うので、さっくりそっちに入りますか(苦笑)。

志らく師匠が上がって、まずは二つ目昇進試験について、ひとしきり。「歌舞音曲をやれというのは、上手くやれってんじゃなくて、要するに好きになれということ」。

続いて、本編については、基礎がすごく大事という話から。「基礎を固めた上で崩していくから面白いのだが、土台がしっかりしないうちに崩していって訳が分からなくなって、落語もどきみたいになってしまっている。談志だって、昭和40年代の音源なんかを聞くと、きっちりとした噺をやっている。(二つ目4人は)土台を作る前に、自分の世界を作る作ることを優先している印象。真打昇進目前にして、基礎を大事になんて言ってもどうしようもないんだけど」とも。

んーでも、言わんとしてることは自分もわかる。観客の求めるもの(まぁ、これは多分にわたしの主観が入ってますが)と演じてるものがかなりずれてきてしまっている感はあるんですよねぇ…。志ら乃さんが枕で「頑張って聞きますから」と言われたって話をしたんですが、ほんとその「頑張って聞く」という感覚がちょっとわかってしまった会でもあったり(苦笑)。

以下は、出演順に二つ目4名の講評&わたしの感想でござい。「」で囲ってあるのが師匠の講評ですが、メモ取りながら聞いてるわけじゃないので、前後がひっくり返ったり、意訳されてたりってのは多分にあります。師匠の意図は外さないように書いているつもりですが、所詮素人のやることですんで、参考程度ということで、他の方のブログとあわせてご覧いただき、自分なりの解釈をしていただければ幸いです。「」のない地の文はわたしの感想です。

志ら乃「時蕎麦」。
「何かずれてきてしまっている。「時蕎麦」なんて、寒い中ぼそぼそっと会話してるとこから始まって、じっくり蕎麦を食ってるとこ見せて、これがジャパニーズパントマイムでございってやって、あとちょこちょこで成立する話なんだから。オリジナルなことをやろうとし過ぎていて、もう元の噺をきっちりやることができなくなっているんじゃないか。自分でもどこを目指しているのかわからなくなってしまっているんじゃないだろうか。実力からすれば、この4人で競ったらぶっちぎりでなきゃおかしいのに、ドングリの背比べになってるのがどれだけ彷徨っているのかということ」
志ら乃さんは、なんか考えすぎて破綻しちまってる感じと、強い焦りを感じるのだなぁ。どんどん、テンポだけが突っ込んでいっちゃうんだよね。テンポに合わせて話も盛り上がっていけば、昔の志らく師のジェットコースター落語なんだけど、仮にそれが再現できても、師匠はいい顔せんだろうなぁ。会場の投票は68、師匠の点数は60。

こしら「だくだく」。
「ギャグがそれていってしまっている。ばんばんギャグなんかを入れていって、自分の独演会では受けてるんだろうなとは感じたが、こしらを見に来た客以外には、何やってるのかわからなくなってしまうくらい、話がずれていってしまっている。八っつぁんだか、熊さんだかの口調は古典の技術を使おうという意志は見える」
師匠が最初「何の話やったんだっけ?」って聞いたのは、話の中身と無関係ではない気がする。こしらさんのだくだくは初めて聞きましたが、これはだくだくなのか?と思ってしまった。馬鹿馬鹿しくはあっても、ものすごく粋な話なのに、とんでもなく野暮な話にしちゃったなぁってのが率直な感想です。会場の投票は58、師匠の点数は60。

志らら「壷算」。
「上手い落語をきっちり聞き込んだことがないんじゃないか。きっちり聞き込んで感動した経験があれば、それを自分でもやりたくなるはず。なんか、パーパーやってれば落語になると思っているような節がある。今日の噺は、パニックに陥ってる様子が(志ららの)雰囲気には合っていた。ただ、この噺では「なんか面白かったけど、何も覚えてない」ということに多分なってしまう。ただ、場は盛り上げたことは評価する」
過去4回の中で、一番すっと志ららさんの噺を聞けたかも知れない。確かにキャラに合ってるっていうのが最大の勝利要因かなという気はします。前回、枕と本編が全然関係ないといわれたのを気にしてか、今回は関係ある話をと宣言して枕やってました。会場の投票は72、師匠の点数は65。

らく朝「文違い」。
「文違いをやるにはどうにもテクニックが足りない。ここまでなんか落語もどきみたいなのが続いた中で、一番きっちり落語をやっているんだけど、技術が足りなくて、残念なことになってしまっている。だから、そんなに受けはしなくても、聞いている方は落語を聞いたという気分になれる。あと、色々表現の仕方が逆。女は変にくねくねさせないで、じっと見つめさせればいい。かわいい女がいて、江戸っ子がいて、小粋な色男がいて、最後に野暮な田舎者が、二枚目風を吹かせる滑稽さを見せるから落ちるのに、そこが演じ切れてないから落ちない。そこは技術」
らく朝さんについては、あんまり付け加えることはないなぁ。ほんと、最後に落語聞いたなっていう、ほっとした印象はある。そして、最後がうまく落ちなかったのもね。知識としてサゲを知らなかった人は理解できなかったと思う。会場の投票は56、師匠の点数は65。


まぁ、見事にどんぐりの背比べの点数になりました。ちょっと、閉塞感が強くなった(苦笑)。最後に師匠が言った「なんか、突き抜けたものをやれば、点数とか関係なく、真打に上げるっていうかも知れないんだから」ってのは本音だろうなぁ。

仕方のないところはあるにしても、ちょっと皆して色々気にしすぎじゃないのかなぁってのは、客席からの素直な感想です。志ら乃さんは羽織脱ぐのを忘れるし、あのこしらさんだって、なんかペース崩されっぱなしだからねぇ。講評のときは結構元気なんすけどね、うるさいぐらいにw

真打トライアル、残すは内幸町ホール1回と、最後の伝承ホールのみ。どちらも参戦予定ですが、「これは!」と思う噺を聞かせて欲しいぜ。なんかもう、開き直っちゃえよw
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不惑に到達したナンチャッテSE職。日常や、アイマス・サクラ大戦・芝居・落語など、趣味のことを適当に書き綴ります。
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