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「志らく一門会特別編・真打トライアル最終回」に行ってきた。

ブログが数日途絶えてすみません。某音系同人即売会の準備と対応で、他に手が回らなかった訳で…。まぁ、裏方は裏方で大変なんだぞーとアピールしたところで本題。

疲れた体を引きずって、渋谷区文化総合センター大和田・伝承ホールに行ってきました。このブログでも何度か書いている、立川志らく一門の真打トライアル最終回を見るためです。今日は最終回なので、時系列で追っかけて行こうと思います。例によって、記憶に頼って書いておりますので、あまり正確性は期待されませぬよう。

今回も前座さんはなし。

トップバッターは志ららさん。根多は「風呂敷」。自ら開口一番といって乾いた笑いをとる。そして、投票用紙の確認や、会の説明、ここまでの展開など、本当に開口一番のような枕をやるw今までで一番良かったんじゃないかな。すごく色は出ていたと思う。

二番手はらく朝さん。根多は「百川」。四神剣と百川の説明、噺の由来を説明して本編へ。珍しく軽めの噺で来ましたが、ちょっと喉の調子がよろしくないようで、いつものように声が飛んでこない。単語が明瞭に聞こえないとこの噺はわかりづらいので、そういう意味でちょっとつらかったかなぁと。

三番手は志ら乃さん。根多は「宿屋の富」。なんか、最近独演会で聞いたような気がするなーっとw 自虐ネタの枕をやったりしてましたな…(苦笑)。ちょっと焦り気味な点はありましたけど、概ね良かったかなー。二番富が当たると言い張る男の夢を途中から芝浜にしてみたり、独演会のときとからもまたいじってきた話になってました。

トリはこしらさん。根多は「幇間腹」。こしらさんらしいフリーダムな高座でしたw まず枕で、草月ホールの師匠の会に遅れていったら、「こしらは真打に上げない」と師匠が宣言してて、客席がすごく受けてた、なんて話をしてみたり。例によって「幇間腹」のようで「幇間腹」ではない噺。でも、オチは「皮が破れて鳴りませんでした」という本来のオチw

で、10分間の仲入りを挟んで、志らく師の講評。

まず、落語立川流の設立経緯と、昇進基準の説明。真打昇進基準ってのは「落語100席、唄、踊り、講談、家元と同じ価値観を持つこと」であると説明されました。「現在、家元が休養という形になっていて、それぞれ師匠に真打・二つ目昇進の判断は任されている。立川流でもキウイってのは家元の温情から出た特例だが、自分はまだ温情というのは特にない。基準を超えているかという点で判断するのみ」

そして、集計が終わったので、二つ目4名が登場。まず客席の点数が発表される。志らら61、らく朝60、志ら乃157、こしら178。

いつもは志らく師は袖で聞いているそうですが、今日は客席最後列から、観客目線で見ていたとのこと。その結果、命がけとまでは言えないけれども、一生懸命やっているのはまぁわかったと。

まず、全体に向けて「枕が良くない。この会をいじるような話ばかりして、本筋と関係ないところから根多に入るからスムーズに行かない。時事ネタとかばっさりいったりしてもいいが、それが本編とリンクするから枕になる」。これは以前、志ららさんに言ったことですね。今回は全体に向けて同じことが言われたと。

「家元、志らくと連なる感性を共有しているのは志ら乃、まじめに落語をやろうとしてるのがらく朝、想像もつかないようなところからギャグを引っ張ってくるセンスはがすごいこしら、芸人の命でもある華があるのは志らら、とそれぞれにいいところがあって個性がある」

「志ららは、どうも小手先だけいじってしまっている感が強い。志ん生(もしかしたら、志ん朝かもしれません)の風呂敷とかちゃんと聞けばこんな話にはならない(ちゃんと何度も聞いてますと、志ららさん猛アピール)。なんか3つくらいの小手先の技だけでやってるような印象」

「らく朝は、噺のどこがどういう風に面白いのかというのを、もっと深く掘り下げなくちゃ。だから、本来一番面白いところを軽く流してしまったりする。百川で面白いのは、変な返事だけじゃないよ」

「志ら乃は、まぁ、今まででは一番良かった。ただ、脱線の仕方が下手なんだな。脱線したときに本筋がわからなくなってしまうというか、ぐちゃぐちゃになってしまうことがある」

「こしらは、あれだけ変えておいて、最後に本来のオチを持ってくるから、きちんと落ちない。とにかくマニアック。この前JAL名人会に入ってたので聞いたが、いつものようにやって受けなくて、だんだん萎縮してきて本来の形に戻そうとするんだけど、そもそもそれができる技術がないから更にすべっていく。一般客相手だとそうなってしまうことがある」

ここで、価値観テストというのが行われました。「家元の一番好きな根多は?」とか「先代文楽の好きな根多は?」とか「好きな映画」「好きな歌」「好きな懐メロ」など、様々な感覚に関することが聞かれました。まぁ、結果は予想通りな感じに(twitterでも、結果はわかりきっていて、観客を前に恥をかかせないとわからないからやったと書かれてますね)。大雑把にいうと、志ららさんは割とまじめに答えるけど結構ずれてる、らく朝さんは落語についてはかなりコアに入っていて、それ以外はずれてる。志ら乃さんはそれなりにはまってる、こしらさんは完全にネタに走っているという印象。

価値観テストを終えて、師匠の点数と価値観テストの点数が発表されました(1個目が師匠の点数で、2個目が価値観テストの結果)。志らら60-20、らく朝65-20、志ら乃85-40、こしら70-5。

で、すべてを踏まえて、師匠が出した結論は「ふたり一緒かな」というお言葉。ただ「仮免状態」という言葉は追加されました。ふたりとも(特にこしらさんは)価値観をとにかく学べと。披露の口上で色々聞くからなとwww

というわけで、こしら・志ら乃のW昇進という形で真打トライアルは幕を閉じました。とはいえ、昇進が決まったふたりもこれから大変な努力が必要になるでしょうし、残念ながら落とされたらく朝・志ららもまた次に向かっての修行でしょう。

なんだかんだで、わたしゃ6回全部見たわけですが、さすがにそんな人は20人くらいしかいなかったようですね(苦笑)。まー、こんだけ緊張感のある客席もそうないので、そういう意味では面白かったかな。雰囲気に呑まれかけてた出演者は大変だったでしょうが。

真打昇進させることに決めたことについては、志らく師匠のtwitterやFacebookでも記載が行われています。あえてリンクは張りませんので、ご興味ある方はそちらも見てみてくださいませ。
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テーマ : 落語
ジャンル : お笑い

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不惑に到達したナンチャッテSE職。日常や、アイマス・サクラ大戦・芝居・落語など、趣味のことを適当に書き綴ります。
twitter: heath_77

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