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「まさむら」の名が消えた。

ちょっと古い話題で申し訳ありませんが、色々確認するのに手間取ってしまったもので、そこはご容赦いただきたく。

10月中旬に、京楽産業.の会社案内が更新されることで、グループ会社の社名変更が周知されました。周知された内容は、「株式会社まさむら遊機」が「株式会社オッケー.」へと社名変更されたという内容でした。

「正村ゲージ」という名前は聞いたことがあるでしょうか。現代パチンコの元祖といわれる製品です。開発したのは、正村竹一氏です。

それ以前のパチンコ台は、大量の釘が等間隔に打たれていたもので、玉はただ、下に向かって落ちていくものだったそうです。そこで、正村氏は独自の釘配置を行ったパチンコ台を作成します。そうして、昭和24年に完成したパチンコ台が「正村ゲージ」です。

正村ゲージの特徴は、打ち込まれて最初に当たる天釘、八の字になったハカマ釘、風車など、現代パチンコの基礎になるものです。というか、現代のパチンコも液晶の大型化により、かなり釘数が減りましたが、正村ゲージを元にしているといえます。それだけでも、いかに現代パチンコに大きな影響を与えたか、また完成度が高いものであったかというのがわかります。

この正村ゲージですが、正村氏は特許申請などは行いませんでした。疑問をぶつけられた正村氏は「みんなで仲良う使えばええがや」と答えたといいます。このような行動なども踏まえて、正村氏は「パチンコの神様」としばしば呼ばれます。ちなみに、当然のごとく、正村ゲージをコピーした模造品は大量に作られたそうですが、釘の打ち方、深さなどにより、玉の跳ね方が違い、正村ゲージは安い模造品よりも多く売れ続けたそうです。前述の台詞は、職人としての自信の表れだったのかも知れません。

さて、話を「まさむら遊機」に戻します。

このまさむら遊機、実は正村竹一氏の会社ではありません。正村竹一氏の会社は、株式会社正村商会という会社で、パチンコホール経営やホテル経営などを手がけていましたが、残念ながら昨年6月に、経営破綻し、消滅しました。

まさむら遊機は、正村商会の工場長であった伊藤寿夫氏の会社です。元々、パチンコ製作を行っていた伊藤氏は、正村氏の求めに応じ、自らの製作所を正村商会の第二工場としました。正村商会がパチンコ製作から撤退した後、「まさむら」の名前を譲り受け、パチンコメーカーとして独立したのが「まさむら遊機」なのです。

まさむら遊機は後に、パチンコメーカー大手の京楽グループの傘下となり、現在に至りますが、この度ついにその「まさむら」の名前が消えました。伊藤氏も経営から離れ、すでに正村竹一氏に連なる会社とは言えなかったかも知れませんが、それでも名前が消えてしまうのは寂しいものです。

ちなみに、正村竹一氏に連なる会社としては、パチンコホールなどを経営する日新観光という会社は残っていますね。パチンコホール経営は非常に厳しい状況ですが、ぜひとも頑張っていただきたいところ。

そういえば、東京・人形町に、正村っていうパチンコホールがあったはずですが、あそこは正村竹一氏とは、何か関係あるんですかね…? 株式会社正村って法人だってところまでは調べがついているんですが…。

もう、パチンコ関係はほぼ引退状態なんですが、「まさむら」という名前には、なんかノスタルジィを感じるので、記事を書いてみました。
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テーマ : パチンコ
ジャンル : ギャンブル

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Re: タイトルなし

コメントありがとうございます。
とはいえ、一介のユーザーである自分では、あまりお役に立てそうにありません。

正村ゲージについては、資料も多くあり、それらを紐解けば、伊藤氏の名前は必ず出てきます。しかし、それらの資料から読み取れるのは、やはりやはり第二工場長としてオール10の製造をしていた時代のものであり、まさむら遊機設立後の話というのは、自分はほとんど見たことがありません。

パチンコの歴史を調べられている方々(著名な方では、パチンコ博物館の牧野氏など)であれば、まさむら遊機の歴史などは把握されているかと思います。
プロフィール

ひぃす

Author:ひぃす
不惑に到達したナンチャッテSE職。日常や、アイマス・サクラ大戦・芝居・落語など、趣味のことを適当に書き綴ります。
twitter: heath_77

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