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イタリアの政治状況。

イタリアの新首相に指名されたモンティ氏は、16日ナポリターノ大統領に閣僚リストを提出後、その内容を公開しました。モンティ氏を含め、閣僚18名の中に、1人も国会議員がいないという内閣なんだそうで。

この話を聞いた最初の感想は「そんなことできるんだ」でしたね。日本では同じことはできません。首相は国会議員でなければならない、閣僚も過半数は国会議員でなければならないと日本国憲法に定められているからです。

でまぁ、イタリアの政治体制がそもそもよくわからないので、ちゃんと調べてみました。一応特徴としては、

・共和制で、国家元首は大統領(任期7年)
・上下院の二院制で、下院が重視される傾向はあるものの、権限は同等
・大統領は象徴元首に近いが、議会の仲裁を行ったり、軍隊の統帥権があるとされる
・首相は大統領に指名され、組閣を行い、内閣は上下両院の承認を経て発足する
・選挙制度は完全比例代表制で、小党が多く存在している


てな感じかな。

最初の疑問ですが、首相の身分については特に規定はなく、上下両院の承認さえ得られるのであれば、民間人でも問題ないようだ。内閣の発足に上下両院の承認が必要という点で、一応議院内閣制っぽい形にはなってるようで。

ちなみに、イタリアでの民間人首相は、第1次ベルルスコーニ政権崩壊後(ちなみに、先日崩壊したのは、第4次ベルルスコーニ政権)に、就任したディーニ政権(95年)以来2人目。

実は、このディーニ政権っていうのも、学者、官僚などの実務者中心の政権で、ある意味で現在以上に危機的状況にあったイタリアで改革を推し進めた政権であったりするのだなぁ…。だからこそ、ベルルスコーニ政権崩壊後の実務者内閣という意味で、当時の状況を被せて考えている人も多いのではないだろうか。

しかし、イタリア議会はカオスだなぁ…。比例代表だけなのが理由なんだろうが、小数政党がいっぱいあって、連合が構成されては分解してというのがここ20年ほどでも、一杯出てくる(汗)。とても追いきれないですわ。

今回のモンティ政権、国会議員が誰も入閣していないというのは、ある意味でフリーとはいえますが、逆にいえば議会の後ろ盾はないという意味でもあります。実際、各政党などは、各案件に個別に対応するという内容のコメントを出していて、必ずしも諸手を挙げてモンティ政権が支えようという雰囲気はありません。

また、今の状況から考えて、政権が出してくる法案などは、決して国民が喜ばないものが多いだろうことは容易に想像できるわけで、果てして議会・国民の支持を得て、きちんと改革を進めていけるのかというのは、なかなか不透明な状況です。

そんな不透明な状況もあるので、とりあえず内閣の顔ぶれが決まった現状でも、イタリア国債の利回りは7%を越える水準で推移しています。まぁ、正直イタリアだけの問題でもないので、なんとか上手いこと改革して欲しいと思っておりますよー。

つか、欧州問題のせいで、地味に日本国債に資金が流入し始めてるのも、微妙に気持ち悪いんじゃよ…(苦笑)。
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テーマ : 政治・経済・時事問題
ジャンル : 政治・経済

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不惑に到達したナンチャッテSE職。日常や、アイマス・サクラ大戦・芝居・落語など、趣味のことを適当に書き綴ります。
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