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「サ・ビ・タ~雨が運んだ愛~」(10/20夜)に行ってきた。

すっかり間があいてしまっておりますが…。ようやく観劇日記(?)が復活ですよ。本来なら扉座公演を先に書くところなんですが、思うところあって、こちらを先に。

というわけで「サ・ビ・タ」です。会場は最近閉鎖問題で話題の青山円形劇場。

元々この作品は韓国原作のミュージカルで、かの地では史上最長のロングランが続いている作品だそうで(今でもやってるのかしら)。日本では2008年に初演、2010年に再演、今回が再々演です。

今回、見に行こうと思った最大の理由は、まぁご想像の通り、とまっちゃんの初舞台です。とまっちゃんの初舞台、しかも円形なら超至近距離で見れるじゃないかという、若干よこしまな感情のもと取ったチケットだったり。

青山円形のことは「オリビアを聴きながら」のときにもさんざっぱら書きましたが、ステージを360度客席が囲む形状をしています。各ブロックは5列しかなく、最後列でもステージまでは約5mというものすごくライブ感の溢れる会場です。

でまあ、そんなよこしまな感情で行ったわけですが、いやはやなんというかすごい作品でした。観客参加型とは聞いてましたが、あそこまで積極的に取り込んでいくとは思ってなかった(苦笑)。一部の席に音効用の道具が置いてあって、SEとして参加するってのは聞いてたんですが、それ以外にもピックアップされてステージに上げられたり、出演者から普通にいじられたり、とにかく客席全部を巻き込んでしまえという気合を感じましたw

出演者は兄ドンウク役の駒田一、弟ドンヒョン役の佐々木喜英、ユ・ミリ役の戸松遥というメイン3人に、「観葉植物の妖精」として横山達夫、塚越眞夏、黒沼亮という合計6人です。妖精さん達は雰囲気に合わせたダンスをしたり、小道具や大道具をセッティングしたり、舞台を回転させたりと、ダンサー兼黒子の役割を担っています。円形劇場なので、こういう形にしたんでしょうね(普通の劇場の場合、キャストは3人だけ)。

内容は家族愛をテーマにしていて、かなりストレートにそういう話をやってくるので、正直、日本人の感覚だと、見ててちょっとこっ恥ずかしいところはある(苦笑)。確かにこういう話は日本ではあんまりないですね。韓流ブームと言われていて韓国ドラマが受けてたのは、そういうストレートさが逆に新鮮だったという話もあったので、まぁそういう作品を想像していれば、概ね雰囲気は外さないかと。

で、実際に見終わっての感想ですが…。俺は駒田一という役者をとても過小評価していたんだということを思い知らされました。駒田さんといえば、真っ先に浮かぶのは「レ・ミゼラブル」のテナルディエや、「ラ・マンチャの男」のサンチョといった役で、ちょっとおどけた三枚目ポジションの脇役って印象なのよね。

ところが、この「サ・ビ・タ」の駒田さんはすごい。冒頭数十分は、駒田さんの一人芝居なのですが(妖精さんはいます)、ちょっとした前説みたいな話や観客いじりを交えながら、客席をしっかりと掴んでいきます。そして、そのものすごい存在感と安定感で、開演してすぐに舞台を支配していました。だから、駒田さんが作り上げた舞台の上に、佐々木君ととまっちゃんが遊びにくるって図式なんです、完全に。もうなんかねぇ、とまっちゃん見に来たのに、駒田さんの存在感にゾクゾクしっぱなしですよ(苦笑)。ひとりだけ次元が違うんだもの、ほんと。

だから、佐々木君やとまっちゃん目当てで見に来た人は、綺麗にお膳立てされた状態で見れたと思うし、がんがん駒田さんが2人の引き出しを引っ張りだしてるのが見れたと思う。実際、2人は非常に生き生きと動けてたしね。

佐々木君、とても声がいいですね。円形劇場なので、袖が使えず、舞台上での着替えがあったり(俺と同年代の人は、懐かしい光景が見れるぞw)、色んな意味で大変な役ですが、荒削りながら、きっちりと演じきって、また見たいと思わせる役者さんでした。

そして、とまっちゃん。登場シーンからぶっ飛びまくっていて、出てきた瞬間に空気が変わりますw ものすごいハイテンションで、オーバーアクション。微妙に重たい空気を引っ掻き回しまくります。そして、ステージ狭しと走り回ります。いやー、脚細いねぇ…(ぉ

そういえば、今回の客層は東宝制作のミュージカルではちょっと見たことないような客層でしたね。若い女性と、「俺ら」が大半で、いわゆるミュージカルファン的な人はちょこちょこって感じでしたね。まぁ、ミュージカルファンが駒田さん目当てで見にくるには弱いんだろうなぁ…。逆に佐々木君やとまっちゃん目当てで見に来た人にとって、ミュージカルの入門編になったら面白いなぁとは思った。

わたしゃスケジュールの都合で1度しか見れてませんが、スケジュール取れたらもう1回くらい別ブロックで見たかったですね。円形劇場はブロック違えば全然印象が変わるものですから。行ける人は是非複数回見て、円形劇場の醍醐味を堪能してもらいたいところ。

テンポもよく楽しく見れるので、興味を持っている人は是非今からでも見に行って欲しいなー。佐々木君目当て、とまっちゃん目当てで来ても、きっちり楽しめると思いますよ。そして、新たな趣味に目覚めるんだw

チケット状況は、これを書いている時点で、27夜と28夜(千穐楽)以外はまだ残席があるようです。平日分はe+の方で若干の値引きチケットも出てますので、スケジュール合う方はそちらもどうぞ。公演時間はカーテンコールまで含めて2時間10分程度(途中休憩なし)。

■青山円形劇場 ミュージカル「サ・ビ・タ~雨が運んだ愛~」(公式サイト)

テーマ : ミュージカル
ジャンル : 学問・文化・芸術

音楽劇「オリビアを聴きながら」応援中!

扉座・レイネットプロデュース 音楽劇「オリビアを聴きながら」の再演が、もうすぐ行われます。

個人的大プッシュのこの公演の告知のため、公演終了まで(この時期の投稿時間は、千穐楽の開演時間になっています)、ブログトップにポータル的なものを貼り付けておきます。

■基本情報
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扉座・レイネットプロデュース
音楽劇「オリビアを聴きながら」
「オリビアを聴きながら」

日時:8/22(水) - 31(金) 全14公演
会場:青山円形劇場

作・演出:横内謙介
音楽監督・編曲:尾崎亜美
振付:ラッキィ池田、彩木エリ

出演:
三木眞一郎、舘形比呂一、小牧祥子/
柳瀬大輔、柳瀬亮輔、花柳輔蔵/
伴美奈子、高橋麻理、鈴木里沙、安達雄二、松本亮/
建守良子 安部慎二郎/
石井愃一

音楽劇「オリビアを聴きながら」公演情報(扉座)
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■8/6(月)に行われたブログライター会見のレポ
まとめ編 ←横内さんの発言を中心に、公演概要についての内容をまとめたもの
実録編 その1 ←時系列順に思い出せる限り、発言内容を再現したもの
実録編 その2

■初演時の観劇感想 ※ネタバレを含みますのでご注意ください
音楽劇「オリビアを聴きながら」9/19昼公演に行ってきた。
台風と「オリビアを聴きながら」

テーマ : 演劇・劇団
ジャンル : 学問・文化・芸術

音楽劇「オリビアを聴きながら」ブログライター会見に行ってきた(実録編2)

「その1」はこちら。

というわけで、質疑応答から、その2はスタートしますよー。

まず、1個目の質問。



「自分が演じている役や、伝えたいと思っている。大切なシーンを教えてください」

えーと、質問された方、「つか版・忠臣蔵」の時に、中村座の一員として、踊ってらっしゃいましたよね? 質問の口火を切る役割だったんだろう、きっとw というわけで、全員の回答を一気に。

松本「伴さんがいったんですけど、ひとりがひとりだけやっているのは少なくて、自分も多分5役くらいやってると思うんですが、それぞれに大事にしてることがあって、髪型だったり、表情だったりってのはあるんです。ですが、今回は内容で勝負していきたいと」

安達「タップのシーンです。正直にいうとタップダンス大好きなので、研究所から芝居の勉強をして、それぞれのジャンルのトップアーティストが集まるこの舞台に立たせていただけるのがすごく光栄で。そんな中で、自分が肩を並べられるのはそこ(タップ)なのかなと。あと、シーンじゃないですが、出口が13個もあって、どこからはけるのかわからなくなるくらい、ぐるっと取り巻いているわけで、360度忘れられてる場所がないくらいのシーンが作れたらいいなと」

安部「業界の大先輩の三木さんに噛み付くシーンがあり、お芝居だからこそのきっと一度しかない、再演だから2回目ですね、というシーン」

花柳「麻理さんと」※としかメモが残ってない、ごめんなさい。

柳瀬亮輔「去年はギターだったりタップだったりってのがあったけど、今回は島谷という役に戻りたい。三木さんに若気の至りでああだこうだといっていたりすることが、後で青沼さんも同じことをいっていたり、立場によっていろいろ違ってくるというのを見てもらいたい」

建守「場所で見え方が変わるので、是非全ブロックで見ていただきたい」

高橋「オスカルとアンドレが出てくるシーンがとても好きです」(自分のシーンじゃないのかよ、というツッコミが各所からw)

「組織との絡みの中で、本音を隠して生きている。江本が正にそういうキャラなんですが、一箇所だけ本音が出るシーンがあり、そこが江本らしいところ。そこがすごく楽しかったので、大切にしているシーン」

小牧「『エンドレスドリーム』の弾き語り、音楽劇なので音楽が持つ力、それを表現しているシーンなのでそこを見て欲しいな」

舘形「オリビアという名前で、女性向けっぽいけど、サラリーマンにこそ見て欲しい作品」

柳瀬大輔「勝也、アキオ、左千夫、江本と仲良し4人組みたいなのが、何十年もたっても一緒にいられる関係を見てほしい。昨年横内さんから、この3人(勝也、アキオ、左千夫)は親密な関係なので、是非仲良くなって欲しいといわれ、週5日飲みに行ったりすることを通じて、とても仲良くなれたと思う。ずっと長くいると、ケンカとかしたりして、でもそれを乗り越えて一緒にいるみたいな。例えば『エモちゃん久しぶり!』という台詞から、そういう関係性が見えるようにしたい。去年は1ヵ月半か、2ヶ月であそこまでいけたので、1年経った今なら、どこまでいけるか楽しみです」

三木「10番目を越えると話すことがなくなる。あ、でも順番変えて欲しいってことじゃないです。一番最初はそれで何しゃべっていいかわからないんで。台本持たない状態でしゃべるということは小心者なんで…。すべてが詰まっている芝居なので全部見て欲しい。去年と同じ勝也くんというわけにはいかないので、頑張っていきたいと思う。1度ずつ360回見れば、360回の発見があると思うので…すいません、そんなに公演はありません」

石井「見所は歌と踊り、楽器演奏をしているところ。そこが普通に楽しいところ、自分が見ていてそう思う。自分の役はただの敵役にならないように、青沼には青沼の理論があって、それが何人かの方、1割程度の人でもいいから「それわかるよ」というものがでればいいかなと。7割以上は俺の見方になってくれなんてずうずうしいことは言わないけどw 歌や踊りやアンサンブルを楽しんでいただければ。自分は薬味として存在できればと」

なんとなく、キャラクターが見え隠れするような回答が。「まとめ編」でも書きましたけど、全般的に芝居的な内容を強調したものが多かったですね。



「オリビアの勝也はピアノ教室で変わっていく話ですが、三木さんの中で、何か変わっていったものはありますか」

三木「横内さんと知り合ったことで、すっごい変わってしまった。何年前?(横内「15年くらい前」)
声の仕事がメインだけど、色んな人がいるとこにぽこんと入れてもらったのもうれしかったし、ここにいられるのも横内さんのお陰なので」

三木さんは、声優仕事の場合、キャラを前面に出して、三木眞一郎があまり表に出てこないようにというようなスタンスを取っておられる方なので、自分自身がキャラクターになる舞台の芝居はだいぶ感覚が異なるんだろうなぁとは思います。



「『オリビアを聴きながら』という曲は、あなたにとってどういう存在ですか」

松本「(前置きが色々入り、各所から長いとツッコミが入る)自分は25歳でして杏里の『オリビア~』の印象が強いです」

安達「なんとなく曲は知っていたが、この公演に絡んで初めて全部通して聴いた。すごく好きな曲です」

安部「親とかもこのタイトルを出すと、食いついてきてくれるので、宣伝するにもいいです」

花柳「オリビアの歌詞も、この舞台に出てくる女性も強い存在なので、歌詞を見ると勝也の気持ちがわかるなぁと」

柳瀬亮輔「最初の数枚に買ったシングルの1枚なので、昔からすごくよく聴いた曲です。オリビアニュートンジョンはあまり聴いたことないので、聞くべきかな?」(「いらんいらん」的なツッコミがw)

建守「曲(オリビア)はもちろん知っていたが、この作品がきっかけに色んな曲が尾崎さんの曲だと知った」

高橋「自分の役に絡んだ形でしか聞いていないが、(やよいの)生と死を分ける曲」

「オリビアに限らずですが、すごく刺激的な歌詞が多いなぁ、と」

小牧「杏里のイメージがすごく強い。この作品で歌うことになり、すごくいっぱい聞いたし、歌詞もいっぱい考えたし、考えれば考えるほど難しい歌で、難しさを感じつつ、楽しみたい曲です」

舘形「彼氏を振った気分でステージで弾き語りをやってみたい」

柳瀬大輔「自分のライブで歌ってもいいですか?と尾崎さんに聴いたらいいですよと言われたので、宣伝も兼ねて6月のライブでオリビアをやった。で、やってみたら、コードがすごく凝っていて、エモーショナルなというか、感傷的になれる曲。メロディだけ聴くのでなく、裏にあるものも聴いてもらうと、センチメンタルな気分になれると思います」

三木「ずばり、プレッシャーです」

石井「こういう質問が一番困るんで…。自分は今66なんですが、聞いてたのは、高校三年生とか、そういうので、正直知りません。他の(尾崎)曲も良く知らない。(初演の)映像を見てたら女房とかが『これって松田聖子が歌ってた曲よね』と言っていたんで、女房はわかってるようでした」

これもなんだか、立ち位置がよくわかる皆さんの回答でした。単に「曲」といっても、いろんな見方があるものだなぁと。三木さんの「プレッシャー」ってのは、初演見た人はみんなわかりますね。ぷるぷる指が震えてましたもんね…。



「今回再演ということで、何を変えなくて、何を変えていくのか。言える範囲で教えて欲しい。亜美さんルートから伺った話だと、曲を変えるという発注があったとかなかったとか?」

横内「変えるといっても、大きく変えるわけではない。ただ、1年経つと自分なりにお芝居のやり方とか、見るポイントとかも変わってきているので、そういう変化はある。今回は2回目ということで、先に到達点みたいなものが見えているので、そこを目指して、この人とこの人はどんなつながりがあるんだろうとか、そういうのが舞台ににじみ出てくるといいかなと。ミュージカルというのは、技術的には高いものが必要になるので、その分、芝居がないがしろになっている部分があるんじゃないかとちょっと思っていて、きっちり芝居として勝負していきたい。曲については、1曲だけ盛り上がりの部分を少し直して欲しいという話は尾崎さんとして、これこれこういう形でと説明したら『そうですね』と言っていただけたので、変えていただいた。ただ、細かい部分なので、すごくよく見ていないと気づかないかも知れない」

尾崎ファンとして、初演を見られた方からの質問。思いもよらないところから情報を引っ張ってきている辺りで、会場がどよめいたりしておりましたw ここでも芝居としての内容を見せたいという部分が強調される結果になりました。



「稽古などの、暑さや辛さなどの対策として、何を支えにしているのか」

「そんなのは、みんなで一斉にいっても揃いますよー」という話になり、一斉にいってみると「ビール」という声と「やすやす」という2つの声があがるw

「やすやす」ってのは、本当は「安安(あんあん)」という錦糸町の中華料理屋で、扉座メンバーの御用達店。初演のときは、稽古場が扉座の稽古場がある、すみだパークスタジオだったので、安安に通っていたのだとか。今年の御用達の店は開拓中だそうですw

というわけで、改めてひとりずつ聞いてみると、

安部「コーラ」

横内「家に帰って犬」

三木「寝ていると、寝汗かいてるので、心が休まる瞬間というのは訪れません」

「飲めればビールと言いたいところですが、飲めないのでノンアルコールビール」

その他の方々は「酒」乃至「ビール」でしたw しかし、三木さんのプレッシャーたるや(苦笑)。



ここで一応会見は終了。この後は集合写真の撮影タイム。写真の方は「まとめ編」の方に1枚おいてあります。撮影タイムの後は、プレゼントという形で、劇中歌の「VOICE」が披露されて、終了となりました。

「VOICE」の披露


今回、自分はブログライター会見に初参加だったわけですが、始まってみればすごく楽しく、あっという間に時間が過ぎていきました。次はICレコーダーも用意していきたいなぁ…。そうしたら、もうちょっと写真も撮る余裕ができますからねぇ…。

こういう場を用意してくださった、出演者・関係者の方々に感謝します。

【おまけ】
帰り際、三木さんとちょっとお話した内容を記載。

ひぃす「初演のときに、あまりに痩せられてて、三木さん大丈夫だろうかと心配してたくらいなんですよー」
三木「今年はこれから痩せます!」

いや、待って待って!痩せるの前提なの!?
というわけで、三木眞一郎が文字通り身を削って取り組んでいる「オリビアを聴きながら」を是非、よろしくお願いします。

■音楽劇「オリビアを聴きながら」公演情報(扉座)

テーマ : 演劇・劇団
ジャンル : 学問・文化・芸術

音楽劇「オリビアを聴きながら」ブログライター会見に行ってきた(実録編1)

「オリビアを聴きながら」の公演概要については、「まとめ編」をご参照ください。

こちらの記事は時系列で、趣味全開のカオスな内容となりますので、あらかじめご了承くださいw

会見の会場は「新宿村スタジオ」内の稽古場。稽古場とうか、スタジオがいっぱいあるところです。うちの読者的には、アニメ「アイドルマスター」で何度かでてきた、ビル形状の稽古場があったところといえばわかるかな。過去形で書いたことでわかる通り、あの建物自体はすでに撤去されてしまっていますが(再開発やってるので)。

指定された建物のロビーに入ると、すでにご同輩と思われる方が結構いらっしゃる。どうしていいかわからず、きょろきょろしていると、扉座の制作である田中信也さんと目が合う。場所は間違えてなかったらしいw

稽古が長引いていたようで、受付時間が15分ずれる。その間に、横内さんが現れたり、小牧さんが現れたりして、本当に稽古場なんだなーと実感。

本来の開始時間になって、稽古場へご案内。出演者の方々が並んでいるところに入っていくのは何か妙な感じですw

会見参加者が全員座って、会見がスタート。進行は前述の田中さんです。

まずは、再演にあたり、出演者の方から、自己紹介と公演にかける意気込みを一言ずつ。なお、こっから先の出席者の方々の発言は、手元のメモを元に記載していますので、細部の表現などは正確ではありません。大枠の文意のみ受け取っていただければと。

松本亮(川越役)「また、この作品に参加することができて、とてもうれしい」

えーと、すいません。最初でばたばたしていたせいで、ちゃんとメモが取れていないのです…。結構色々お話してくださったのですが…。松本さんは、研究生から上がってきた若手で、最近の本公演ではがんがん目立ってますね。

安達雄二(大貫役)「一年ぶりの出演です。喉の手術をして休んでいまして、ちょうど去年の『オリビア』が最後でした。今回『オリビア』の再演で復帰するので、とても楽しみにしています」

確かに、最近本公演で出演がないなーと思ってたら、そういうことだったのですね。安達さんはサクラ大戦ファン的には、かなり馴染んでいるので、復帰はうれしいですね。

安部慎二郎(角田役)「今回の再演にあたり、去年のDVD映像を見ていたのですが、客席が半分くらいしか埋まっていなくて、あぁ、台風のときだったなーと思い出しました」

そう、まさに台風のときが収録日だったんですよね。わたしゃ、ちょうど表参道で足止めくらったので、台風避けでちょうど観劇していたりするのですが…。でも、カーテンコールのときには7割くらいは埋まってました。

花柳輔蔵(若き勝也役)「普段は四世花柳流家元の鞄持ちをやっていて修行の身なのですが、今回横内さんに声をかけていただきました。自分はスーパー歌舞伎を見て育った世代なので、雲の上の人に演出していただけるのは、とても幸せなこと。小劇場での演劇も久しぶりなので、皆様の、特にやよい役の(高橋)麻理ちゃんのお力を借りて、一生懸命やりたい」

再演から参戦組その1。日舞の方は完全に門外漢で、よく存じなかったのですが…。色んなことをやられているマルチな方なのですね。元々この作品は各方面から色んな人が集まっていますが、更に幅が広がったという感じです。

柳瀬亮輔(島谷役)「ずっとミュージカルで踊るのがメインでやっていましたが、演技がやりたくて先生に相談したら扉座を紹介してもらいました。この作品で10年ぶりに横内演出の作品に出るということでとてもうれしく思っています。また、(扉座研究所で)タップの講師を15年やっていて、今回初めて生徒である安達君と競演します。彼がタップを始めた頃から知っているので、なんだか感慨深いですね」

扉座ばかり見てると、なんかタップの先生ってイメージがついてたりするのですが…(汗)。作中では熱いサラリーマンをやっています。タップも随所で披露されますよー。

建守良子(城内役)「再演をすごく楽しみにしていました。ますます、尾崎亜美さんの世界を演じていきたいです」

サクラ大戦ファンには、ショウのダンサーさんとしかお馴染みですね。宝塚の男役出身ということで、本作ではそれを踏まえた登場シーンがあったりします。

高橋麻理(やよい役)「また、今年もやるのか…とは思われないようにやっていきたいです。今回相手役(若き勝也)が変わっているので、去年とは違うものを作りたいです。あとは、台風が来ないといいなぁ、あんまり暑くないといいなぁ…」

本作の中で、一番インパクトがある役だと思ってます。相手役が扉座・岩本さんから変わって、どんな風に変わるのかが楽しみですね。

伴美奈子(江本役)「ちゃんと見てないとわからないような、ちらっとした役をいくつか兼ねているのですが、この芝居でしか着ることがないような衣装があります。天使という役なんですが。歌も芝居も円形劇場の中で、馴染んだものができればいいと思います」

天使のくだりではみんなで爆笑を。さすがに、ライターで来てる人達も初演を見てるってことですねw うん、あの天使のシーンは色んな意味で必見ですw

小牧祥子(広美役)「こうやって人前で話したりするのが非常に苦手で…。扉座さんと共演するきっかけになったのが柳瀬兄弟で、その人達と共演できているというのがすごくうれしくて、楽しくて。短い期間で再演できるというのが、とてもうれしく思っています。ピアノの先生役なんですが、あまりピアノがうまくないので、一からピアノも頑張りたい」

サクラ大戦ファン的にも扉座ファン的にもお馴染みさんです。フリートークがとても苦手であることもよく存じています(苦笑)。初演のときもそんなにピアノが下手とは思いませんでしたが…。


舘形比呂一(アキオ役)「とても素晴らしいカンパニーで、素晴らしい作品に出会えました。それが再演できるというのはとても素晴らしいこと。伴さんも言われたようにとても素敵な衣装が着れます。自分は普段CONVOYというグループで活動しているのですが、初演のときにリーダーの今村ねずみが観に来て、『お前大概にしろ』と言われましたw 今回、公演回数が増えていますので、是非宣伝をお願いします」

舘形さんは、普段からああいう感じの雰囲気の方なんですねーってのが第一印象だったり…。舘形さんの天使は色んな意味で素晴らしいので、是非しっかりと見ていただきたい。いや、衣装だけでなく、歌もダンスも素晴らしいのです。

柳瀬大輔(左千夫役)「ずっとミュージカルばかりやっていて、何千公演という作品もやっていましたが、日本のミュージカル作品というのには、なかなか出会えず。横内さんは『これはミュージカルじゃなくて音楽劇』だとおっしゃってますが、音楽劇は英訳するとmusical playになりますので。この作品は、開演前からキャスト内では、是非再演したいという声が大きくありまして。出演者がそう思っていても、そのまま終わり、今生の別れとなることも多い中、再演ができることはとても幸せなこと。できれば、是非、再々演も(高橋「まだはじまってないよー」)」

とても朗らかでにこやかで、とてもいい声ですw 作品内でもすごくいい人でなぁ…。いや、こういうおじさんになりたいです、いろんな意味で。

三木眞一郎(勝也役)「10人目辺りから話すことがなくなりまして…。先ほど再々演の話もありましたが、それがあるなら是非夏の風物詩にw 初演を観てくださった方の評判がすごく良くて、再演ができるというのは、本当にうれしく思っています。初演のときは本当にいっぱいっぱいだったのですが、再演はぱっつんぱっつんで、いい作品になると思いますので、友人や…それ以外の方にも是非お勧めしてください」

主役の本業は声優のミキシンさんです。こんなにこういう会見とか苦手な方でしたっけ(苦笑)。いやまぁ、生身の芝居の公演だからってのも大きいのかもしれませんが。

石井愃一(青沼役)「本当にもうしゃべることがない…。自分は歌えないし、楽器もできないし、こういうことが出来る人を尊敬している。なんとか、邪魔にならずに隅っこの方にいれればいいなと思うけども、そうもいかない役で。横内さんとは、善人会議の時代で、確か3作目くらいから、追っかけで見ていて、いつか喜劇をやりたいとずっと話してました。以前、作・演出が横内謙介で、主演が三木のり平という形で話がまとまりかけたのが、のり平さんが亡くなってしまってなくなり。たまたま会ったときに「暇ですか」→「ずっとスケジュール忙しい」→「8月はあいてますか?」という話があって、うちの息子が以前扉座のワークショップに2日くらい参加したことがあって、つっつかれ、じゃあやるかと、ギャラも決めずに話を決めたと。で、ものは何かと聞いたら「音楽劇」で、『歌えないよ踊れないよ』、と。そうしたら『大丈夫それはない役です』と。皆さんもう、歌って踊って楽器やってすごいんですよ。今日で稽古2日目ですが、萎縮しています。本番はそんなものをおくびにも出さず、堂々とやりたいと思います」

話すことがないといいつつ、何気に最長の時間を使った石井さんw 大変なベテランですので、ふてぶてしくいい青沼さんをやってくれそうです。岡森さんの青沼とはまったく違った感じになりそうで、とても楽しみです。

横内謙介(作・演出)「再演ができることになって、前任者が決してダメだったというわけじゃないんだけど、新しい仲間とやれるというのは、とても励みになることです。未来の…多分50年後くらいには人間国宝になるであろう方と、もうひとりはすでに人間国宝級なんですが、あんまりそういうものが現代演劇に回ってこないので、なっていませんが演劇界の至宝です。石井さんとは商業演劇で自分の脚本作品にでてもらったりということはあったんですが、こちらのフィールドに入っていただいたの初めてです」

横内「ジュークボックスミュージカルというのをやりたいといっていて、さえない男がピアノを習うという設定だけ最初から出来ていて。そうしたら、そこに震災が起きて、しばらく演劇ができるんだろうかという雰囲気になった。単に音楽が素晴らしいということだけじゃなくて、その時の自分の気持ちとして、歯応えがあるもの、実感があるものを書きたかったんだと思う。去年の初演もやりながら、どうなるかなと思っていたが、意外と面白くって、『オリビアを聴きながら』という曲も甘いラブソングのようで、よく歌詞を吟味すると、女が男を振る曲なんですね。他にも『漂流者へ』とかにもすごい歌詞があったり。そういうのがハードなドラマにはまるんじゃないかと」

横内「初演のときは、売りが柳瀬兄弟の初競演だったり、すごいメンバーが揃ってるのが話題になっていた部分があったけど、今回は芝居の中身で行きたいなと。(震災を受けて作ったものなので)時事ネタは世間からずれていくものだけど、会社が倒産して人間関係が…なんというのは、むしろ去年よりここ最近の方が際立っている印象もあって、却って今の社会には合ってるんじゃないのかなと。去年は先頭に立って宣伝すべき三木眞一郎が、怯えてしまって、秘密公演にしようとしてるんじゃないかという勢いで(注:ここで、三木さんに『まぁ、そんな余裕なかったよね』と声かけw)。みんなで大宣伝して、作品を盛り上げていきたい。そして、台風には負けない。台風が来ても、役者が揃ってる限りは公演やります」

という扉座主宰のお言葉でした。

この後は、質疑応答に入るわけですが、あまりに長くなりすぎてしまったので、その2へ続くw

テーマ : 演劇・劇団
ジャンル : 学問・文化・芸術

音楽劇「オリビアを聴きながら」ブログライター会見に行ってきた(まとめ編)

8月6日(月)に開催された、扉座・レイネットプロデュース 音楽劇「オリビアを聴きながら」のブログライター会見に行って参りました。

この記事は「まとめ編」として、公演の概要、会見のポイントなど、「ながら」(作・演出の横内さんが提唱している略称)に興味を持っている人向けに作品情報をお伝えする方向でまとめています。

会見を時系列で追いかけた感想メインのものは「実録編」として、別記事に立てますので、出演者のファンの方など、会見の雰囲気などが知りたい方はそちらをご参照ください(まぁ、詳細なものは、きちんと録音から起こしている方のものを見た方がいい気がしますがw)。

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扉座・レイネットプロデュース
音楽劇「オリビアを聴きながら」
「オリビアを聴きながら」

日時:8/22(水) - 31(金) 全14公演
会場:青山円形劇場

作・演出:横内謙介
音楽監督・編曲:尾崎亜美
振付:ラッキィ池田、彩木エリ

出演:
三木眞一郎、舘形比呂一、小牧祥子/
柳瀬大輔、柳瀬亮輔、花柳輔蔵/
伴美奈子、高橋麻理、鈴木里沙、安達雄二、松本亮/
建守良子 安部慎二郎/
石井愃一

■音楽劇「オリビアを聴きながら」公演情報(扉座)
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音楽劇「オリビアを聴きながら」は、尾崎亜美さんの楽曲を使って構成された音楽劇で、「ジュークボックスミュージカル」と呼ばれる形式の作品です。

主役に三木眞一郎さん、ヒロインに小牧祥子さんをおき、その他、様々な分野から豪華なキャストが集まり、昨年、青山円形劇場で初演され、大変な人気を得ました。

多くのキャストは初演と同様ですが、新たに日本舞踊花柳流の若きホープ花柳輔蔵さん、演劇界の重鎮である石井愃一さんを加え、新たなカンパニーとして再演されます。

「オリビアを聴きながら」と言う題名からは、恋愛ものがイメージされるかもしれませんが、単なる恋愛ものという訳ではなく、ものすごく深い人間ドラマです。わたし自身、昨年の初演を(台風のせいもあって)3回拝見しましたが、見る度にはまっていき、とても好きな作品になりました。今回、早々に再演が決まり、しかも多くのキャストが続投するというのは、本当にうれしい限りです。

というわけで、会見内容のご紹介に移ります。



会見が行われたのは、新宿村スタジオ内の「ながら」の稽古場。まさに稽古が終わったところにお邪魔する形だったので、出演者が待ち構えているところに、こちらが入っていくという形で、ちょっと奇妙な感じですねw

入ってすぐに、床にいくつか円が描かれていることに気づきました。公演会場が円形劇場なので、そのステージを模してものが描かれているわけです。こんなところからも、ここが稽古場なんだなぁというのが実感できますね。

さて、会見の出席者ですが、出演の皆さん(鈴木里沙さんのみ、ミュージカル「ピーターパン」で遠征中につき欠席)と、作・演出の横内謙介さんの総勢14名です。

まず、自己紹介を兼ねて、皆さんから今回の公演に当たっての意気込みが発表されました。

今回の再演で初登場の花柳輔蔵さん、石井愃一さんは、

花柳「普段は四世花柳流家元の鞄持ちをやっていて修行の身なのですが、今回横内さんに声をかけていただきました。自分はスーパー歌舞伎を見て育った世代なので、雲の上の人に演出していただけるのは、とても幸せなこと。小劇場での演劇も久しぶりなので、皆様の、特にやよい役の(高橋)麻理ちゃんのお力を借りて、一生懸命やりたい」

石井「自分は歌えないし、楽器もできないし、こういうことが出来る人を尊敬している。なんとか邪魔にならないように隅にいられればいいなと思うけれど、そうも行かない役で。話を決めた後で、ものは何かと聞いたら『音楽劇です』と。『歌えないよ、踊れないよ』と言ったら『大丈夫、それはない役です』と。今日で稽古2日目ですが、今は萎縮しています。本番では堂々とやりたい」

作・演出の横内謙介さんより、

横内「ジュークボックスミュージカルというのをやりたいといっていて、さえない男がピアノを習うという設定だけ最初から出来ていて。そうしたら、そこに震災が起きて、しばらく演劇ができるんだろうかという雰囲気になった。単に音楽が素晴らしいということだけじゃなくて、その時の自分の気持ちとして、歯応えがあるもの、実感があるものを書きたかったんだと思う。去年の初演もやりながら、どうなるかなと思っていたが、意外と面白くって、『オリビアを聴きながら』という曲も甘いラブソングのようで、よく歌詞を吟味すると、女が男を振る曲なんですね。他にも『漂流者へ』とかにもすごい歌詞があったり。そういうのがハードなドラマにはまるんじゃないかと」

横内「初演のときは、売りが柳瀬兄弟の初競演だったり、すごいメンバーが揃ってるのが話題になっていた部分があったけど、今回は芝居の中身で行きたいなと。(震災を受けて作ったものなので)時事ネタは世間からずれていくものだけど、会社が倒産して人間関係が…なんというのは、むしろ去年よりここ最近の方が際立っている印象もあって、却って今の社会には合ってるんじゃないのかなと。みんなで大宣伝して、作品を盛り上げていきたい。そして、台風には負けない」

この後は、質疑応答で、いくつか質問が飛んだわけですが、皆さん共通したテーマとして持っているのは「芝居として、内容を進化・深化させる」ということのようで、こんな発言が飛び出しました。

松本「今回は内容で勝負していきたい」

柳瀬(亮)「去年はギターだったりタップだったりってのがあったけど、今回は島谷という役に戻りたい」

柳瀬(大)「何十年経っても一緒にいられる関係というのは、色々乗り越えた上の関係なわけで、例えば『エモちゃん久しぶり!』という台詞から、そういう関係性が見えるようにしたい」

石井「自分の役はただの敵役にならないように。青沼には青沼の理論があって、それが1割程度の人でもいいから『それわかるよ』というものが出ればいいかなと」

また、初演との違いについて、横内さんは、

横内「大きく変えるわけではない。ただ、1年経つと自分なりにお芝居のやり方とか、見るポイントとかも変わってきているので、そういう変化はある。今回は2回目ということで、先に到達点みたいなものが見えているので、そこを目指して、この人とこの人はどんなつながりがあるんだろうとか、そういうのが舞台ににじみ出てくるといいかなと。ミュージカルというのは、技術的には高いものが必要になるので、その分、芝居がないがしろになっている部分があるんじゃないかとちょっと思っていて、きっちり芝居として勝負していきたい」



というわけで、横内さんの発言を中心に、概要に関する内容をピックアップしてみました。え、主役のコメントがない? うん、それは、是非「実録編」の方でw

最後に集合写真を。目線をもらっていない写真にしているのは、これが一番皆さんの顔が重ならずによく見えるからです…。それでも三木さんとかちょっと重なってますが…。カメラ下手ですいません…。

「オリビアを聴きながら」ブログライター会見

上段左より、安部慎二郎、柳瀬亮輔、安達雄二、松本亮。
中段左より、舘形比呂一、三木眞一郎、柳瀬大輔、花柳輔蔵。
下段左より、建守良子、高橋麻理、横内謙介、石井愃一、小牧祥子、伴美奈子。(以上、敬称略)

テーマ : 演劇・劇団
ジャンル : 学問・文化・芸術

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ひぃす

Author:ひぃす
不惑に到達したナンチャッテSE職。日常や、アイマス・サクラ大戦・芝居・落語など、趣味のことを適当に書き綴ります。
twitter: heath_77

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